『マクロって、結構大がかりだよな…』
『繰り返し処理使うものって、そんなにある…?』
『ショートカットキーくらいで、いいんじゃないかな…』
このAI時代に、Excelマクロ?
と思われるかもしれませんが、活用方法はいくらでもあり効率化をしていく道は残っています。
(現時点では、むしろAIを使う方が時間がかかったり…)
繰り返し処理はプログラミングの醍醐味ではありますが、
『ちょっとした動作』もマクロで効率化することが可能です。
そんな内容を、今日は書いてみたいと思います。
※一家に一冊『できる大事典 Excel VBA』
なぜ、『ちょっとした動作』にもマクロを使いたいか?
ちょっとした動作であっても、積み重なるとそれなりの時間になるものです。
反対から言えば、この『ちょっとした動作』を瞬時にできるようになれば、他のことに使える時間が増えます。
つまり、『効率化』をするために、マクロを使っていきたいのです。
具体例を挙げてみる
最低限の準備はこちら👇で書いていますので、ご参照頂ければ。

では、どんな『ちょっとした動作』があるか?
3点、挙げてみます。
①資料のフォントを一瞬で統一する
1つは資料のフォントを統一するもの。
マクロを使う前段階として、『新規Book作成時のフォント』の設定ができます。
これで基本的にはフォントは統一されます。
しかし、外部データから書式をそのまま使って貼り付けを行った時などには、
自身で設定した以外の形式になります。
そのような時は、マクロを使ってシート全体のフォントとサイズを統一します。
具体的には、以下のコードを記述します。
Sub Meiryo UI()
Cells.Select
With Selection.Font
.Name = “Meiryo UI”
.Size = 10
End With
End Sub
実は、この内容は上記の記事にも書いたもの。
解説内容を以下👇に再掲しておきます。
②ピボットテーブルを即時に更新する
ピボットテーブルを自動更新できる機能もありますが、私はあまり好きではなく。
手動で変更内容を最新にしたい派です。
そうなった時に、通常の更新方法としては
- ピボットテーブル範囲内を選択する
- 右クリック
- 更新を押す
となりますが、範囲内を選択したり、クリックするのが手間で…
以下のコードを使えば、
『選択しているシート内のすべてのピボットテーブルを更新』
ができます。
Sub 選択シートのピボットテーブルの更新()
Dim pt As PivotTables
For Each pt In ActiveSheet.PivotTables
pt.RefreshTable
Next pt
End Sub
少しハードル高く感じるかもしれませんので、解説を記載します。
③表示倍率を150%に
『Alt⇒W⇒Q』を押すと、このように倍率変更ができます。
しかし、100%の次は200%で、150%がないのです。
対処方法としては、
『指定』⇒『150%』と入力
という手もありますが、少し動きが多いなーと。
このような時にはマクロを使えば、一瞬で150%に調整できます。
Sub 表示倍率150()
ActiveWindow.Zoom = 150
End Sub
非常にシンプルなコードですが、
『Alt⇒W⇒Q⇒C⇒150』と入力する手順を一発で省略できます。
自分に必要なものを作ろう
ここまで、私が使用している一部をご紹介しました。
ただし、これがすべて皆さんに必要というわけでもないでしょう。
(フォントのマクロとかいらん、というご意見もありそうです。)
やはり、ご自身で必要と感じるマクロを作成するのが一番です。
そのためには、普段に行っている物事のステップを書いてみて、
『少しでも自動化できないかなぁ?』
と問いかけてみると、効率化のヒントが見つかるかもしれません。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
では、また次回。
編集後記
◇日記
昨日は、人間ドックのため早朝ランはお休み。
午前中は人間ドック、午後は会計士業。
報告書の確認等を中心に。
◇ブログネタ経緯
久しぶりにExcelネタを書きたいと思い。
◇1日1新
人間ドック
◇今日の一冊
集中力がすべてを解決する