『なんで上手くいかないんだろう…』
『また失敗しちゃった…』
『どうしてもミスを繰り返してしまう…』
失敗の理由は、様々なものが考えられます。
- やり方が間違っている。
- 材料が足りない。
- モチベーションが続かない。
ただ、根本にあるのは『上手くいっていないことを繰り返している』から、かもしれません。
※我が家で繰り返し見られている最強王
『上手くいっていないことを繰り返す』とは?
カップルだとこんなシーン
例えば、彼氏がパートナーのスマホを盗み見している場面を彼女が目撃してしまった時。
『勝手にスマホを見ないでよ!』
と彼女は怒るでしょう。
一旦反省はする彼氏。
しかし、また後日、同じようにスマホを見ている彼氏を見つけた彼女は、
『だから勝手に見んなって言ってるでしょ!!!!』
とさらに怒りを増して、こんなセリフを吐くかもしれません。
彼女の気持ちはとてもよくわかります。
しかし、『見るな!』と伝えて問題が解決していない中で、もう一度『見るな!』と繰り返しています。
結果、彼氏は見続けており、問題が解決していない状態。
これが『上手くいっていないことを繰り返している状態』だと言えます。
子育てだとこんなシーン
子育てでも、例えば、
- 『脱いだ洋服を片付けて』と言っても片付けないまま。
もう一度『片付けて』と言ってもそのままで、そのうち怒ってしまう。 - 『宿題をやれ』と言ってもやらないまま、もう一度伝えてもやらないまま、そしてそのうち怒ってしまう。
- 『赤ちゃんの近くでジャンプするな、走るな』と伝えても繰り返してしまう。
このような場面は、子育ての中では日常茶飯事です。
仕事だとこんなシーン
仕事でも上手くいかない場面は、『前例踏襲』となっているケースが多いかもしれません。
同じような案件で上手くいかなかった進め方・メンバーで進めてしまう。
やり方を変えずに過去の方法をそのまま使ってしまう(環境は変わっているのに)。
状況が変わっているのに方法を変えなければ、上手くいかないのは当たり前です。
『なぜ』上手くいっていないことを繰り返してしまうのか?
同じことを繰り返す方が『楽』だから
人間、同じことを繰り返す方が非常に楽です。
新しいことを試すのは一定のストレスがかかるため、薄々上手くいかないと分かっていても、楽な方法を取ってしまうことはよくあるでしょう。
新しいことを考える『余裕がない』から
余裕がないと、新しいことに取り組むことはなかなか難しいでしょう。
余裕があるから、色々試せて前例踏襲に陥らないということもできる。
そのため、余裕を持てるように習慣を整理していくべきです。
『自分のせい』になるから
新しいことを試す時、その結果には責任が伴います。
一人で行動している方はまさにそうですし、組織においても新しいことにチャレンジするのは責任が生じるもの。
大人であれば責任を取るのは当然のことだと私は思いますが、現実には、『自分のせいにされるのが嫌だ』と思う方はたくさんいらっしゃるなぁと感じます。
『責任を取る』というのは、要は『面倒くさい』ことです。
失敗した時に後始末をすることになるので。
『何か失敗した時に、面倒くさいことを受け入れられるか否か?』
これが責任を取れるかの分かれ道のように思います。
どうやって『対処』するか?
前述したカップルのケースで考えてみれば、
- スマホを目に触れる場所に置かない
- 勝手に触れられない所に置く
- 見られないように、きちんとロックをかける
などと、『見ないでよ!』と伝えるのではなく、別のアプローチを取るべきだと思うわけです。
つまり、何かしらの『仕組みを作る』といったことを考えてみていただければ。
また、最も重要なことは
『面倒くさいことを、受け入れる。』
『面倒くさいことは、大切である。』
といった認識を持つことだと思います。
前例踏襲で上手くいかない以上、新しいことを試す必要があり、同じことを繰り返すに比べたら多少の面倒くささは伴うものです。
- 面倒くさいことを受け入れる余裕があるかどうか?
- 責任を取れる状態を持てるかどうか?
日本人であれば大半の人が知っているであろう、スタジオジブリの宮崎駿監督は、こんなセリフを残しています。
『世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ。』
あなたは『面倒くさい』と思った時に、どう行動しますか?
ではまた、次回。
編集後記
◇日記
溜まりつつあった仕事の消化を一気に。
◇ブログネタ経緯
起床後に思いついたネタ
◇1日1新
カップヌードル出汁