Will×Skillマトリクスと独立:事前に『壁』と『突破口』を想定する

『自分が今どういった状況か客観視したい。』
『どの人に何を頼めばいいか?』
『独立した後になってはいけない方向性とは?』

このような問いが生まれた時に、『Will×Skillマトリクス』を用いれば、客観視がしやすくなります。

今日はそんな話を書いてみたいと思います。

※鏡も客観視のアイテムになる

目次

『Will×Skillマトリクス』とは?

『Will×Skillマトリクス』は『Will=やる気』と『スキル=能力』の2軸で成り立つマトリクスです。

例えば、自分が会社員の上司であれば、部下をこのマトリクスに当てはめてみます。

4象限のどこに属するかで、『指示の出し方』や『立ち振る舞い』が変わってきます。
具体的には、次のようなイメージです。

会社員:部下への当てはめ例

  • やる気も能力も高い人(気鋭の中堅)
    ⇒「任せる」という戦略を取る
  • やる気はあるけど、能力が低い人(新人)
    ⇒指導する
  • 能力は高いけど、やる気が低い人(居残りベテラン)
    ⇒着火=やる気が出そうな業務を割り当てる
  • やる気も能力も低い人(困った人)
    ⇒細かく指示出しして、最低限の事項をやってもらう(命令)

    『Will×Skillマトリクス』にはこのような使い方があります。

    独立(ひとり)に当てはめると…

    一人で独立をする場合、部下はいません。
    当然、上司も。

    そのような時に、このマトリクスをどう活かしていくか?

    答えは、『時系列で自分に当てはめてみる』と考えています。

    どういうことか?

    例えば、『独立の初期』については「①やる気はあるけど、能力は低い」に該当することが多いと思います。
    やる気があれば、数年後には独立に必要な能力も付いてくるでしょう。

    能力がつき『②やる気も能力もある』という状態になれば理想です。

    しかし、2〜3年して食べていけるようになって、

    • 当初のモチベーションが下がってしまった
    • やりたい仕事じゃない
    • 望むお客様ではない

    そういったことも、十分にありえると思います。

    その場合、このマトリックスの『③能力はあるけどやる気がない」状態に陥ってしまっていると考えられます。

    この状態を、いかに脱していくか。
    これが独立後の大きな分岐点になってくると思うわけです。

    • すでに独立している人は、現状を当てはめてみる
    • これから独立する人は、2〜3年後にこういった状況が訪れる可能性があると、事前に頭に入れる

    将来にやってくる壁と捉えて、それをどう突破していくかを考えておいた方がよいと思うわけです。

    具体的にどう考える?

    将来的に受けてくる壁を3つほど想定してみましょう。

    私の場合、

    • 独立に慣れてモチベーションが下がる。
    • やる気は保っているが、時間が全く足りなくなる。
    • 能力が追いつかず、望むような生き方ができない。

    このような壁を想定しています。

    突破口としては、

    • モチベーションを下げないため、日々新しいことに挑戦し続ける。
    • 時間管理の精度を上げる。
    • 望む時間の使い方ができるまでサービスの入れ替え、料金設定、お客様との付き合い方を見直す。
    • 学び続ける。

    このような突破口を考えています。

    もちろん、現実に起きるのはもっと複雑で具体的な状況になってくるかとは思いますが、基本方針とその壁、対処法について考えておくと、将来の想定外に対処できるかなと。

    想定していないことは、想定外として起きることはありません。。
    何か起きてから対処するのではなく、事前にできることをやっておきたいと思うわけです。

    あなたの場合、

    • 『Will×Skillマトリクス』でどのような状況でしょうか?
    • 壁と対処法はどのようなことに想定しますか?なりそうでしょうか?

    この記事が新たな契機になるのであれば、嬉しいです。

    では、また次回。

    編集後記

    ◇日記
    早朝ラン&ブログ執筆。
    日中は会計士業。

    ◇ブログネタ経緯
    ラン中のアイデアから

    ◇1日1新
    夏の公園はしご

    ◇今日の一冊
    ビジネス・フレームワーク(再読)

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