『会計』は、私の仕事のど真ん中です。
当たり前のように日々会計に触れていると、これがそもそも何なのか、と振り返ることは少ないと感じています。
改めて『会計』とは何なのか、考えてみました。
『会計』ってそもそも何だろう?
まず、『会計』について辞書を引いてみると以下の記載があります。
1 代金の支払い。勘定。「—をすませて店を出る」
2 金銭の収支や物品・不動産の増減など財産の変動、
または損益の発生を貨幣単位によって
記録・計算・整理し、管理および報告する行為。
また、これに関する制度。
(出典:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BC%9A%E8%A8%88/)
非常に固い表現で分かりづらいですね。。
次に、『会計』という文字の語源を探っていきたいと思います。
『計』は『計る = 定量化する』とシンプルに捉えます。
一方で、『会』は旧字で、『會』で、蓋がある鍋の形をあらわしています。
『多くのものを集めてごった煮』を作る様子を表しています。
この『ごった煮』とは、日々生じている様々事象と捉えることができるのではないでしょうか?
様々なものを集めて定量化する、これが私の会計のイメージです。
つまり、『会計』とは『生じた取引・事象・事実を定量化するツール』であると捉えています。
最後に、『英語』で会計を考えてみましょう。
英語で会計は『accounting』と言います。
『account』とは『説明する、報告する』といった意味があり、
定量化した数値を説明・報告できる形に整えるのも会計の意味合いになるかなと。
なんで『会計』って大切なのか?
会計がない世界はどのような世界でしょうか。
・何にいくら使った分からない
・持っているお金や資産がいくらか分からない
・あとどのくらいお金を使っていいか分からない
など、分からないだらけの世界になりそうです。
現在の世界はそうなってはいないのですが、一個人レベルではどうでしょうか。
日常で出ていくお金、入ってくるお金についてどの程度管理されていますか。
分からないだらけになって不安になっていませんか?
もしそうであれば、今からでも会計を日常に取り入れて頂くのがおススメです。
会計をどう日々に活かしていく?
世の中には定量化できるもの、できないものが存在します。
例えば『会計』の世界だと、『買った資産や使ったお金』等は数値で表現できますが、
『経営者や従業員の能力』といったものは客観的に数値で表現できません。
(そのため財務諸表と呼ばれる会社の通信簿には一切数値が乗りません)
ただ、定量化できるものは目で見えるようにした方がいいと思っています。
それが不安を和らげたり、今後の行動指針になったりするからです。
いまはクラウド会計等も充実してきており、比較的簡単に会計の世界に入れると思います。
少しだけでも日常に会計を入れてみませんか?