日本の税金は非常に数が多く、いったいどんな税金があるのか。
所得税、消費税、法人税、相続税など、色々な税金があります。
これらは、
・どこに納めるか?(国?地方?)
・納め方は?(直接税?、間接税?)
・何に対する課税?(所得?資産?消費?)
といった観点で切り分けることができます。
『どこに納めるか』の観点に興味がある人は少ないでしょう。
国と地方のどちらに納めるかなんでどっちでも変わらないですし。
(徴収する側からしたら重要な問題かもですが。)
『納め方』について意識する人もほぼいないでしょう。
自分で納めるか、代わりに納めてもらうか(ex.消費税は売った人が、買った人の代わりに納める)
を日々意識する人は少ないと思います。
(気にしている人がいればすみません。)
そのため、『何に対する課税』の観点でまとめてみたいと思います。
全体像はこちら。
(出典:https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a01.htm)
主要なものには赤線を記載しています。
『所得』に課される税金(51%)
これは誰しもが知っている税金ではないでしょうか。
所得税、法人税といった税金は、個人・法人の確定申告の中でも
最も触れる機会が多い税金かと思います。
一方で、住民税/事業税もここに含まれますが、そこまで着目されないかもしれませんね。
確定申告のご相談で多いのもここでしょうね。
『消費』に課される税金(35%)
消費に課される税金は最も種類が多いです。
並べてみると、、、
実に多くの税金が課されていることが分かります。
(太字は馴染みがありそうなもの)
『資産』に課される税金(14%)
・相続税
・贈与税
・不動産取得税
・固定資産税
あたりが多くの方が目にしたことのある税金でしょうか。
特に、相続税、贈与税は全体の2.8%程度と多くはありませんが、
2015年から基礎控除の改正があり、以前より税金を払う必要がある人が増加しています。
これより前は6,000万円程度までは税金がかからなかったところ、
以後は、3,600万円辺りを境に税金がかかるようになっています。
以上、ざっくりと全体像を書いてみました。
ではまた次回。