『満員電車』に360時間?~選択のコストとリターン~

満員電車が好きな方は、あまりいないのではないでしょうか?

狭い車内、触れ合う体、呼吸のしづらさーー

様々な悪条件が重なっています。

一方で、毎朝電車に乗って通勤している方が多いからこそ満員になるわけであり、実は『満員電車を選択している人が多い』という側面もあるかなと。

非常に多くの人が毎朝電車に揺られ仕事に向かっていますが、そこにかかっている『コスト』と『リターン』について考えてみたいと思います。

※最近いった国立科学博物館は結構な混雑状況でした

目次

満員電車に乗る『コスト』とは?

満員電車に乗るという選択をした時点で、様々なコストが発生しています。

①時間

例えば、片道45分かかるのであれば、1日90分という時間の投下が発生しています。

  • 1週間では『90分×5日=450分=7.5時間』
  • 1月を4週間だと『7.5時間×4週間=30時間』
  • 1年間では『30時間×12ヶ月=360時間

ただ電車に乗って行って帰ってくるだけで、『年間:360時間』もの貴重な時間を使っている状況です。

日々、なんとなく乗っているだけだと気付かないかもしれませんが、数値化してみるといかに多くの時間を払っているかが分かります。

②機会損失

機会損失とは、ある選択をしたことで他の選択肢から得られなくなった成果です。

上記のケースで言うと、360時間電車に乗るという選択をしてしまうと、
その時間を『別のことに充てていれば得られたはずの成果』を逃しているということになります。

360時間もあれば、

  • 他の仕事を手掛ける
  • 家族と過ごす
  • 学びを深める

と様々な選択ができるでしょう。

③心身への負担と運賃

満員電車に乗ることで、『体力・精神力(ストレス)』が消耗され、さらに運賃もかかります。

つまり、満員電車に乗るというのは『非常に高いコストを支払う行為』だということがわかります。

コストに対する『リターン』は?

これに対し、『満員電車に乗る』という選択をすることで、どのような『成果=リターン』を得られるか考えてみます。

まず、『特定の人に会える』といったことに伴って非常に高い成果が得られる場合もあるかもしれません。

  • 満員電車に乗らないとその人に会えない
  • 特定の非常に重要な案件の仕事が獲得できない

そのような場合は、これまでに述べてきたコストをかけても、それを上回る成果が得られるかもしれません。

次に、電車に乗っている間に『読書や情報収集』などができるのであれば、機会損失を抑えることができます。

加えて、ずっと自宅にいて座りっぱなしよりも、電車に乗ることである意味『運動をする機会』も得られたり、オフィスに行くことで『高い集中力を発揮できること』もあり得ます。

つまり、以下のようなリターンがあると言えます。

  • 通勤による人脈の広がり
  • オン・オフの切り替え効果
  • オフィスという環境の価値

このようなリターンを考えた上で、『それでも満員電車に乗るか?』と思った判断をしていきたいものではあります。

もちろん、『働く環境が選択を許さない』という状況で、満員電車に乗らざるを得ない人も多くいるのは理解しています。

しかし、長期的には『その状況をずっと受け入れ続けて生きていくのか?』という点の決断が必要と感じます。

コスパの結論

私個人の考えとしては、『満員電車に乗るコスト』は『そこから得られるリターン』に見合わないと感じています。

まとめると、以下のようになります。

特に『ストレスフルな時間』がたまらなく嫌です。

移動自体はそれほど嫌いではないのですが、身動きが取れないような状態や、全く知らない人と限界まで近づくような環境が耐えられないのです。

リモートワークを積極的に活用できている方は、このストレスから解放されていると思いますし、
独立を選択されている方はあえて満員電車に乗るということはもうないのではないかなと思います。

今すぐに満員電車から解放されないという方も、例えば『使う駅を1駅ずらしてみる』『少し遠い駅まで自転車で移動してみる』など、工夫することで状況を少しずつ変えることも可能です。

満員電車との向き合い方を少し変えてみる、そんなきっかけになれば嬉しいです。

では、また次回。

編集後記

◇日記
お客様との打ち合わせ、会計論点の検討等も。

◇ブログネタ経緯
最近、満員電車に乗らざるを得なくなった時のメモ

◇1日1新
みさき島寿司
・人生の壁(本)

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