会計士・税理士という仕事柄、
お客様に作成した資料・データをお渡しすることがあります。
そして、それを使っていただくことも。
自分では簡単に扱えると思っていても、
お客様にとってはハードルが高かった。
そんな「ボタンの掛け違い」のようなこともあります。

失敗した話
まず私自身の失敗談から。
freeeと直接連携できないサービスについて、Excelを使い、内容の検証から仕訳データの作成までをほぼ自動化するツールを作ったことがありました。
VBAもそれなりに使ったりして。
このお客様がPCを使う習慣がほぼなく、
普段はタブレット中心なのは知っていました。
ただ、PC自体は持っているとのことだったので、
Excelも使えるだろうと考えていたのです…。
ところが、改めて確認してみると、そのPCにはOfficeが入っていませんでした。
同じ仕組みをGoogleスプレッドシートで再構築することも検討しましたが、
うまく機能しないリスクもあると考え、断念。
結局、元データを受け取って、私の方で対応する形に落ち着いています。
似たような話で、コンサル会社に勤める友人から聞いた話も。
財務モデルをExcelで組んで、使い方の解説もひととおりした1か月後、
枠組みが崩れて返ってきたとのこと。
結局、イチから自分で対応し直すことになったそうです。
いずれにも共通するのは、
「本当に相手が使える環境やスキルを理解できていたのか?」ということです。
仕組みをつくる「前」に重要なこと
聞けば「そりゃそうでしょ…」と感じるかもしれませんが、
「相手の状況を知る」ことって、非常に大切です。
たとえば、上記の私の失敗談でいえば、
Excelを使える環境がないなら、最初からGoogleスプレッドシートで構築する選択肢もあったはずです。
前述のとおり私は、
「お客様がタブレット中心でお仕事をされている」
「あまり使わないけど、PCは持っている」
ということ自体は、知っていました。
ただ、そのPCで実際にExcelを使えるのかまでは、確認できていなかったのです。
つまり、恥ずかしながら、
お客様の利用環境をきちんと確認できていなかった、ということです。
このように、
「知っているつもり」と、
「実際に使えるかまで確認している」は、
まるで違うと思うのです。
「お客様が使う姿」を想像できるか
このような状況を回避するには、
自分が作ったものを、お客様が見たり、操作したりしている姿を想像したいところです。
うまく想像できないなら、実際に同じ環境で使えるか試してみる。
より使いやすい形を考える。
「自分が使いやすい」
「自分が作りやすい」
だけで考えていると、お客様の視点を見落としがちです。
こういったことは、
仕組みをつくるときほど、気を付けておきたいものです。
まとめ
仕組みをつくる前に、
「誰が、どんな環境で、どう使うのか」を確認する。
基本でありながら、割と陥りがちなことかなと思います。
では、また次回。
編集後記
◇日記
昨日はオフ。午前中は公園へ。
午後は児童館にも。
◇ブログネタ経緯
ふと浮かんだネタを採用。
◇1日1新
ひとり焼肉調査