独立の宣言に代えて──『自由』とは何か、『free to』の意味と想い

今日は、2025年10月1日。
私の独立記念日です。

年が明けてから独立を決意し、2025年3月20日からブログを始めて半年。

時には不安になることもありました。
しかし、迷いが生じることはありませんでした。

これは独立が『自由』に繋がる道だと確信があったからです。

では、私が目指したい『自由』とは何なのか?
独立の宣言に代えて、整理したいと思います。


※サイトアイコン『free to』

目次

なぜ、改めて『自由』について、考えるのか?

ひとことに『自由』といっても、その解釈は様々です。

  • 思うがままに動けること
  • 選択できること
  • そう問えること

など、定義は人それぞれであり、それで良いと思います。

ただし、定義を曖昧なままにしてしまうと、独立して目指す場所も不明確になってしまいます。
そのため、この独立日に改めて自分なりに明確にしておこうと考え、執筆を始めました。

『自分なりの定義を持つ』ということは重要です。
自らの方針を決めると同義ですので。

  • 大切にしていること
  • 重要だと思うこと
  • 譲れないこと

などは、その定義を明確にしたいと思うわけです。

『自由』とは何か?

①『夜と霧』の態度価値

突然ですが、『夜と霧』という書籍はご存じでしょうか?

ユダヤ人であるヴィクトール・E・フランクルが著した『ナチス強制収容所体験』を綴った本です。

詳細は割愛します(ぜひ手に取って一読いただきたいです)が、凄まじい極限状態の体験が
ここには刻まれています。

その中に、こういった一節があるのです。

 

『夜と霧』より抜粋
  • あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない。
  • このような状況にあってもなお、収容所に入れられた自分がどのような精神的存在になるかについて、なんらかの決断を下せるのだ。
  • 生きることを意味あるものにする可能性は、自分のありようががんじがらめに制限されるなかでどのような覚悟をするかという、まさにその一点にかかっていた。

このような考えを『態度価値』といいます。

自分のありようは他者に奪えず、自分自身に決定できる自由がある、というものです。

強制収容所という史上最悪の制限がかかる環境下であってさえ、この自由は残っていると言っているのです。

②『free from』と 『free to』

  • ブログ:free to blog
  • 会社名:free to design
  • メルマガ:free to walk

など、私は『free to 』という言葉を積極的に使っています。

『自由』と聞くと、『何の制限もなく、好き勝手にできる』といったイメージが湧きませんか?

もちろん、そういった側面があることは否定しません。

何かから解放される、そういった性質の自由です。
これをひとことで言うと

『free from~(~から自由になる)』

となります。

一方で、『夜と霧』が示すように、厳しい制約の中にも自由は存在します。

こういった『制約がある中でも自由を目指せる』といった点を

『free to~(~に向かって自由を得る)』

と表現しています。

人生、制約がないということはありえません。
仕事、お金、人間関係など、多くの制約が存在します。

しかし、それを捨て去って自由になる、ということは望んでいません。

そのような制約がある中でも、自由を目指したい。

これが『free to』を使っている理由です。

『独立』と『自由』は表裏一体

最後にこのブログのタイトル

『独立』と『自由』を増やす

について。

自由という字は、

『自からに由る(おのずからによる)』

と書きます。

つまり、『他に依存しない』ということです。

言い換えれば、

『独りで立つ』

とも言えます。

ここでいう『独立』とは『会社をやめて事業を始める』という狭い意味ではありません。

『他に由らず、独りで立つ』

という『態度』を指しています。

会社員であろうと、フリーランスであろうと、社長であろうと、
自分の態度を人に決めさせてはいけません。

『独立』の態度をもって、『自由』を増やしていける。

そのような人を増やしていけるようブログのタイトルを決めました。

改めて、これからもよろしくお願いします。

では、また次回。

編集後記

    ◇日記
    昨日は早朝ラン&ブログ執筆から。
    最終出社日で会社にPC等を返却。
    2人の後輩とランチ&カフェへ。
    最後に色々と話せてよかったです。

    ◇ブログネタ経緯
    独立日に書くと決めていたネタ。

    ◇1日1新
    退職の手続き

    ◇今日の一冊
    夜と霧(再読)

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    ●1990年4月生まれ。東京都出身。
    ●『時間とお金』『家庭と仕事』『思考と行動』の悩みをサポート。
    ●IT、発信、営業、会計、税金に強みを持つ。
    ●公認会計士。
    ●3児(みんな男の子)の父。

    目次