『なんかうまく伝わらない…』
『一度「分かった」とは言ってくれるけど、後から振り返ると伝わっていない…』
『腑に落ちているような顔をしてもらえない…』
相手にうまく伝わっていない時、このように感じることがあるかもしれません。
その原因は、『自分だけが分かる言葉』を使っているからかも。
『相手の言葉』を見つけて、それにうまく照準を合わせていく。
そのような話を書いてみます。
※『相手の言葉』と『自分の言葉』が一致するように
なぜ『相手の言葉』に合わせるのか?
一言で言うと『伝わらないから』です。
自分だけが理解している言葉を振りかざしても、相手に分かってもらうことは難しいでしょう。
これは誰でも理解いただけることだと思いますが、では実践できているか?
『分かる』と『動く』は関係ない
『伝わらない』ということは、
- 動いてもらえない
- 相手の行動変容が起きない
- 成果が出ない、求めている結果をもらえない
といったことに繋がります。
『相手に伝わるか?』いう点が、どのような仕事でも肝になるのではないでしょうか。
ここに拘っていきましょう。
『すでに知っていること』と繋がると『分かる』
人が『分かった』という感覚になる時は、『既存の知識と結びついた時』です。
自分が何気なく使っている『専門用語』などは、相手が知っている言葉に言い換えて伝えましょう。
具体例を挙げてみます。
- 会計基準
⇒ルール - 損益計算書
⇒1年間の成績表(通信簿) - 貸借対照表
⇒お金の『調達方法』と『使い道』を表した表
⇒持っている資産と負債を『見える化』した表
⇒今までの事業結果の積み重ねを確認できる表
など。
会計的な話を挙げましたが、『プログラミング方法』や『子供との会話』でも、相手の目線に合わせた言葉遣いが重要です。
このように、相手が持っている知識とうまく繋がるように説明できると、『分かった』という気持ちを引き出すことができます。
『相手の言葉』を見つける方法
『既知との照合』という本質を頭に入れた上で、書いたり、話したり、説明したいと思うわけです。
ある程度、人間関係ができているのであれば、相手がよく使うセリフ・言葉などは理解できていると思います。
後はその言葉に合わせて説明を組み立てていければOKです。
一方で、相手の口癖や言い回しに注意を払っていないと、『どんな言葉を使う人だっけ?』となってしまいます。
少しずつで構いません。
- 相手の言葉の使い方
- 好んで使う表現
そういった特徴を少しずつ捉えていく。これが後々に役立ちます。
また、関係性がそれほど…といったような相手に対しても、最初の会話の中でその特徴を見つけることはできます。
より難易度は高いですが、つぶさに相手の言葉を観察していきましょう。
では、また次回。
編集後記
◇日記
昨日は夜も戻り会計士業を。
いったん今の案件は完結できました。
しかし、夜の反動で朝は起きれず。
リズムを崩さないことが重要ですね、今日は早く寝ます。
◇ブログネタ経緯
ネタ帳から。
◇1日1新
レンジメートプロでささみ
◇今日の一冊
五輪書の続きを。