『うまく伝わらないな…』
『説明に時間がかかる…』
『もう一度やり直しか…』
誰かに何かを伝える時、『なかなかうまく伝わらない』という経験は誰にでもあると思います。
それは『直観的に伝えていない』ことが原因かもしれません。
『直感』ではなく『直観』を大切にする。
今日は、『直観』について書いてみます。
※本を選ぶのは『直感』or『直観』?
『直観』とはどういうことか?
冒頭にも書いた通り、『直感』ではなく『直観』です。
『一目見て、分かる』という感覚になってもらうことを指しています。
『要するにこれです!』と見せられるものを準備する。
そんなイメージを持っていただければと思います。
直観的に理解することの反対は、『論理的』に理解するということ。
例えば、
- 文章だけで説明する
- 図や表を使わない
- 理屈だけで伝える
そのようなイメージを持っていただければと思います。
例えば、この記事は文字だけでは伝わらないでしょう。
直観的に分かるよう、図を入れるのは必須かなと。

なぜ直観が重要なのか?
理由を3つ挙げてみます。
①相手の『貴重な時間』を奪わないため
1つ目は、『相手の貴重な時間を奪わない』ということ。
時間は有限です。
自分の説明に延々と時間を費やすことで、相手の時間は奪ってはいけません。
直観的に短時間で理解を得られれば、相手の時間をムダに奪わなくて済みます。
また、自分の時間も多くかける必要もなくなります。
そのため、直観的・視覚的に伝えていきたいと思うわけです。
②相手の『納得感』を引き出すため
2つ目は、『相手の納得感を引き出すため』です。
理屈の観点で『これこれ、こういう理由でこうです』と伝えた方が理論的でもありますし、
理屈を重視する人には有効かもしれません。
しかし、それが全員に伝わるとは限りません。
そもそも、『前提となる知識がない』、『因果関係が理解しきれていない』といった認識の差がある場合、
理屈だけで納得いただくには非常に時間がかかってしまうかなと。

一方で、図や表や絵を多用することで直観的に伝えることができれば、
『こういうことだったんですね、わかりました』
といった形で、一発で相手が理解していることも少なくありません。
(そして説明も楽です)
もちろん、論理を軽視すると言いたいわけではありません。
その両方を活用して『相手にいかに深く、素早く伝えていくか』といった点を考えていきたいのです。
③『分かるにキリはない』ため
3つ目は『分かるにキリはない』ということ。
こちらの記事で書きましたが、『分かるに限りはありません』。

今『100%分かった!』と思っても、経験を積んで1年後、2年後に振り返った時には
それが非常に浅い理解だった、ということはよくあります。
なぜ相手に直観的に伝えたいかというと、『物事を前に進めていきたいから』です。
分かるにキリがない以上、優先すべきは『分かった!』という感覚を得て、
前に進んでいただくことです。
納得がなければ、先にはなかなか進みません。
そのためにも『分かった』という感覚を直観的な視点で得ていきたいと思うのです。
どう活かしていくか?
『自分以外の誰かに伝える場面』であれば、いかな場面でも活かせるものだと思います。
- 打ち合わせ
- 個別相談
- 子育て
どのようなケースでも直観的に伝えることは有効です。
要するに、
『相手のために、あなたの頭の中を分かりやすく書いて相手に見せる』
これを実行しようという話です。
基本動作として身に付くまで試してみましょう。
なお、直観の話を書きながらここまで文字を中心に書いてしまったので、今回の記事を図でまとめます。
では、また次回。
編集後記
◇日記
昨日はオフ。次男の夜泣き?の関係で早朝ランはお休み。
ブログ執筆はいつもどおり。
最近、長男と次男の戦いが激しくなっています。
成長だとは思うのですが、なかなか騒がしく。。
昨日は妻のご両親が来たので、若干マシではありましたが。
◇ブログネタ経緯
自分が大切にしているものは何か?
と考えながら走っていて、思い浮かんだものを採用。
◇1日1新
相続税・贈与税申告書の作成手順
◇今日の一冊
コーヒーの科学(再読)